先日、高校の恩師が造り酒屋の男性を連れて来店された。
男性は二度目で、三月に大学の醸造学科を卒業したとの事で、
そのお祝いであるらしい。お母さんが教え子だそうだ。
その席で、「山廃」「醸す」等の語源が話題となった。
なんでも醸すは「噛む」「噛みす」から来ているらしい。
酒屋の息子さんはさすがに知っていた。
それで気になって「かもす」の字源を調べたところ、字は四つあった。
一部を「字通」より抜粋すると、
『醸』 襄にふくよかの意がある。説文に「(酉へんに温のサンズイをと
った字、かも)すなり」。酒を作るを醸と曰ふ」とあり、次条に、
「酉温は醸すなり」と互訓する。あわせて酉温醸(うんじょう)と
いう。醸は酉温醸してもり上る意。
広辞苑には「かむ」とある。
『酉温』(うん) 「(温のサンズイを取った字)おん」は器中のものが温
められてたちこもる意。酒の醗酵するをいう。
「おん」はうちにこもる意。
『酎』 寸は丑(ちゅう)の省略形であろう。説文に「三たび重ねたる
醇酒なり」とあり、芳醇な濃い酒をいう。
(三度かもした酒、ツクリカヘセルサケ)
『醗』 酵素によってかもすので醗酵という。酒には醗倍(倍のニンベ
ンを取った字、ばい)はつばいという。
(ばい、倍のニンベンを取った字)は、(はい、索の糸の代わりに
子を入れた字)が熟して果となり割さける意。はいにふくれる意
があり、内にひそめられた力が外にあらわれる意がある。
「かもす」のも大変なわけだ。
17日、午後、11人で花見BBQをやった。
春祭りの会場周辺は満員で、やむなく対岸で。
少し風はあったが花は満開、絶好の花見日和。(本日18日は午後から雨、
まさに最後の花見日)
タラバガニ、牛、豚、猪、鶏、ウインナー、シシトウ、缶ビール、日本酒、
赤白のワイン、焼酎と飲み物はいっぱい。
野菜が足りなさそうで、自生のからし菜を摘んで肉と一緒に焼いた。
詳しくはhttp://www.youtube.com/watch?v=SFJeIj0aCQ4
夕方近くには雉も鳴いた。
近くに小さい木があり、縄張りに入ってしまったようだ。
桜が咲いた。
藤島高校のグラウンド横、県立美術館前の枝垂れ系の桜が満開。
それ以外の桜も咲き出した。
近所の桜(染井吉野?)も一本だけ満開。
あちこちで辛夷も咲いている。
春だ。
きょうは22度Cまで上ったよう。
今日、酒屋が来て言う事には、
「地震の影響でサッポロビールが入らない」と。
まさかこっちまで影響が出てくるとは。
本当に大変だ。
本日、期日前投票に行ってきた。生まれて初めてだ。
10日は早朝から夜までの予定がある。
いつもなら行かない所だが、きのう同級生に会ってしまったのだ。
おまけに握手までしてしまった。
あいつが廻って来たら、手を振ってやろうと思っていたのだが、
ドンピシャのタイミングで会ってしまった。
駅前から歩道を歩いて店に行こうとしたら、
横の通りからピッタリと出てきた。
寄って行ったら、向こうも気づいて、「久しぶり」と言った。
昨日はものすごく気分がハイだったので、
なんだか不思議な気がした。
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