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面白かった、しろい本

  • 保江邦夫: 唯心論武道の誕生
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2021年2月 8日 (月)

宇宙人

「地球人に化けた宇宙人は、目が、視線がうつろです。

みんなに迷惑をかけても堂々としています。

食べたいときに食べたいものしか食べない。

人の名前もなかなか覚えられません。

過去に自分がしたことも全部忘れています。」

これを読むと、ひょっとして私もと思ってしまう。

また、高次元の宇宙人は、

「空間というものがなく」「時間もありません」という。

「自分のいる場所」しかなく、「今しか存在しない」という。

「行きたいと思う場所に瞬時に行き来できる」という。

しかし、よく考えると、時間と空間がなくなるわけではなく、

時間と空間に対する感覚がなくなっただけです。

以前読んだ本にあった「対称性の破れ」と同じで、

対称性が破れてなくなってしまうわけでなく、

よりエネルギーの高い・エントロピーの低い状態の、

あらたな対称性へと変化したのである。

あらためて思うのは、日本語の「味わいの深さ」である。

それは、卑弥呼の時代にもあったようである。

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