そば打ち
橋詰の粉屋ではむき粉の在庫がなくなって、10分ほど待ってくれと言う。
事務所でコーヒーをご馳走になり、アンパンマンを久しぶりに見た。
若おかみに聞くと、5Kg出てしまったのだという。
そばのむき実は劣化?が早く、長く置けないのだという。
それで、むき粉の在庫も多くしないのだという。
うちのそばは冷凍だというと、茹で方を聞かれた。
平たくして冷凍し、グラグラのお湯に入れると言うと納得してくれた。
束では茹で時間の関係で、自然解凍するのだと言う。
驚いたのは、そばを打ち出したとき。
水を入れた瞬間からいつもと違う。
まるでそば粉が、「水をもっとくれ」とでも言うように、ダンゴに成りだした。
いつもは、ダンゴを小さく小さくするのだが、間に合わない。
水もいつもより一割ほど少なくて充分。
また、こね鉢へのくっつき方が違う。
粉が、「おれは、おまえの目に見えない、こね鉢の小さい傷も判るのだ」と
言っているような氣がした。
どうにかこうにか打ち上げたが、このようなことは初めてだった。
当然ながら「粉は生きている」のだ。今回は挽き立て15分で打ったのだから。
生きている粉の貴重な体験をさせてもらった。
切れ端を水と醤油で食べてみた。
水は驚くほどの味ではない、いつもの味か。
醤油は、2・3滴でジャマをする。水で薄めたらちょうど良い。
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