麴菌の話
保:日本では麴菌という名前ですが、・・・・・
ヨーロッパ、アメリカ等の学者が見たら毒なんです。毒素を持っている細胞。
つまり、その細胞を活性化させたら毒が出てくる。
それを食べたら人間は死ぬわけです。日本以外のその細胞は、そういう働きしかしない。
ところが、同じ細胞が日本では麴と呼ばれ、いいものをつくる。
東大農学部で大学院まで行った方が興味を持って、何が違うのか調べた。
DNA分析をしたらほとんど同じ。
ところが、世界中のその細胞は、ここの塩基配列があるから
毒素を出すんだという部分が特定されている。
それと比べると、日本の麴菌は毒素を出すというDNA配列の特定の部分だけが
すりかわっている。あたかも宇宙人が遺伝子操作でそこを入れかえてくれたかのように、
日本の麴にだけその機能がない。
DNAシークエンスのその部分が別の塩基に置きかわっている。
その結果、毒も出さないし、いい効果がある。
その効果の中に、放射線障害を軽減するというのがある。
その放射線技師は、塩辛い玄米の握り飯と、本当に濃い、したがって、
塩辛いみそ汁を食べたら、X線を浴び続けた放射線障害が軽減して元気になった。
だから、彼は毎日そういう食生活をしていた。
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