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面白かった、しろい本

  • 保江邦夫: 唯心論武道の誕生
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2013年10月29日 (火)

和句誕生

「守る力」本からの引用(137p~)

 和歌は・・・、自我、おのれというものを出さない。

自分の気持ちとは別に、立秋といえば「白露」、

「白露」といえば「玉の露置く」という型を使うのです。

その型の中で、広く心の交流を図ります。

 なぜそれができるか。

和歌に使われた歌言葉、つまり「型の日本語」が、日本人の感覚の共通項、

いわば「感覚のキーワード」になっているからです。

 「梅にうぐいす」といっただけで、そして聞いただけで、

お互いの感覚、感情の扉が開き、頭の中に春の景色、春の日差し、

春の香り、春の鳥の鳴き声、そういったものがふわーっと広がっていく。

これこそが長い歴史の中で鍛えられてきた〝歌の力〟、

そして〝型の力〟が導き出すものだといえるでしょう。

 

てな訳で、和歌の精神にのっとった、五、七、五、

すなわち「和句」を提案するものであります。

 数え方は「一句」としておきます。

 で最新作を一句。

       哀れ蚊も 酒の恋しき 夜更けかな      生眼

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