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面白かった、しろい本

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2011年11月25日 (金)

男の涙

たまに来る人とめったに来ない人が出会った。

二人は昔からの知り合いで、一人は相手を兄貴と思っているらしい。

話ははずみ、今はなきJazzの店の話になり、兄貴分は涙を流した。

早く死んだとか、かわいそうとか言う涙ではない。

兄貴分は援助を惜しまなかったが、そのことは知られていない。

また、知られて欲しくないようだ。

弟分(仮に)をなじり出し、険悪な雰囲気になりそうだったが、

弟分もちゃんと援助していたことが解かり、場は打ち解けた。

同じように人知れずこっそりとしていたのだ。

後はビールを飲むだけだ。当然ながら私もご相伴に預かった。

私の中で琴線に触れる風が吹いている。

なんて言っていいのか、この二人は本当にJazzが好きなのだ。

そう言ってしまうと軽く、嘘みたいになるが。

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