Bar

  • Dsc00041

面白かった、しろい本

  • 保江邦夫: 唯心論武道の誕生
Powered by Six Apart

« カラス | メイン | 本日の発見 »

2010年10月 1日 (金)

動而無動

「心、感のままに動きて自性の天則にしたがう時は、霊明始終を貫きて、気の妄動なし。例えば、船の流れに従いて下るが如し。動くといえども、船静かにして、動の跡なし。これを『動而無動(どうじむどう)』動きて、動き無しという」

              (佚齋樗山『天狗芸術論』)

この文章を見つけて読んだ時、

昔、ウインドサーフィンをやっていた時のことを思い出した。

ランニングというやり方があり、

帆掛け舟のようにセールを使って、スピードは一番出る。

身体で風を切るのは解るが、ボードの上に立っていると、

全く風を感じない、手ごたえがないのだ。

セールも風が無い様にヒラヒラしている。

そのくせ、ちょっと手元が狂うと身体ごと飛ばされる。

その感覚は思い出せても、

それが武術とどう繋がるのか解らない。

(そりゃそうだろう)

それで彫ってみた。

Douzi_2 彫ってみたらガサツな様だが、

新しい境地が見つかった様な気がした。

トラックバック

このページのトラックバックURL:
http://app.mitelog.jp/t/trackback/300259/25156691

動而無動を参照しているブログ: