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面白かった、しろい本

  • 保江邦夫: 唯心論武道の誕生
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2020年5月15日 (金)

感想

福井にこんな凄い人がいたとは全く知らなかった。

中学3年のときに、担任の先生が

「稚心を去れ」という言葉を教えてくれたので、

「橋本左内」という名前は知っていたのだが。

その後、「松平春嶽」という名前は知るようになったが、

「由利公正」の名は聞いていたかも知れないが、

何も記憶には残っていない。恥ずかしい。

そもそも、明治維新は薩長が取り仕切り、

福井藩はほとんど相手にされなかった、

という印象だけが残っていたのです。

「民富めば国(藩)富む」「公明正大」などの言葉は、

いつの時代にも通用する言葉だろう。

しばらく前から、明治維新の残骸:

江戸幕府に苛められた反抗での官僚王国から

そろそろ脱却してもいい頃ではないか、

150年くらいは過ぎているのだから、

と思うようになっていたので、私には、

ちょうど今、読むべき時期だったと思います。

長州の反発もあったのか、表に出すには都合の悪い、

「公正」だったのかも知れないとも思います。

「由利公正」の言っている、行ったことは、

いつの時代にも通用する内容だと思われます。

まさに、今、読むべき本だと確信します。

 

  春すぎて 夏来たるらし コロナ禍の

    空に薄布 夜の片町        詠み人知らず

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