感想
福井にこんな凄い人がいたとは全く知らなかった。
中学3年のときに、担任の先生が
「稚心を去れ」という言葉を教えてくれたので、
「橋本左内」という名前は知っていたのだが。
その後、「松平春嶽」という名前は知るようになったが、
「由利公正」の名は聞いていたかも知れないが、
何も記憶には残っていない。恥ずかしい。
そもそも、明治維新は薩長が取り仕切り、
福井藩はほとんど相手にされなかった、
という印象だけが残っていたのです。
「民富めば国(藩)富む」「公明正大」などの言葉は、
いつの時代にも通用する言葉だろう。
しばらく前から、明治維新の残骸:
江戸幕府に苛められた反抗での官僚王国から
そろそろ脱却してもいい頃ではないか、
150年くらいは過ぎているのだから、
と思うようになっていたので、私には、
ちょうど今、読むべき時期だったと思います。
長州の反発もあったのか、表に出すには都合の悪い、
「公正」だったのかも知れないとも思います。
「由利公正」の言っている、行ったことは、
いつの時代にも通用する内容だと思われます。
まさに、今、読むべき本だと確信します。
春すぎて 夏来たるらし コロナ禍の
空に薄布 夜の片町 詠み人知らず
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