帰依
ようやく読み終えた。
ずいぶん以前に買ったのだが、読んでいなかった。
今思うと、2、3ページでやめた気がする。
ところが最近、手が伸びて本棚から取った。
「野口整体」から始まり、「整体」と「治療」は異なるのだと言う。
極端に言うと、治療は病気「自体」を考え、
整体は「全体のバランス」の中で病気を考える。
野口晴哉(はるちか)は「治療を捨てた」と言う。
「その人にとって一番素直な生き方、
いい生き方ができる状態にする」ことだと言う。
これを武術にこじつけると、
相手の動きたい所に動かす、となるのではないか。
パワーで無理強いするのではなく、
相手のままにまかせる。
どこかで聞いたような気がする。
保江先生の「相手を神様と思え」ではないか。
「神様と思う」のには何かが引っ掛かっていたが、
私なりに思ったのは、「帰依」という言葉。
「相手(神様)に帰依する」と思うと、
シックリくる(仏教徒のせいか)。
それでもう一回「合気の・・」を読もうと思う。
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