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面白かった、しろい本

  • 保江邦夫: 唯心論武道の誕生
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2014年7月31日 (木)

マッサン

読んだ。「竹鶴政孝物語」復刻版 非売品

9月から始まるNHK朝ドラ「マッサン」の原本(原作ではない)

ニッカウヰスキーは好きだが、それほどマッサン(政孝)については知らなかった。

読んでいて涙が出ることも。(年のせいではない)

本物造りに命をかけた男。

「竹鶴はウイスキー造りの生涯を通し、ものごとの本道、

いわゆる〈常識・コモン・センス〉を示してくれた。

西洋文明の核にあり、近代日本人がいちばん不得手としてきたものを―――p289」

ジェシー・ロベールタ(リタ)が惚れるのも無理はない。

健康の秘訣を問われると「この年で虫歯がないのは珍しいでしょう。

ウイスキーです。ウイスキーを毎日飲んでいるからです」

「70半ばにして毎日一本のウイスキーを愉しむ(80を迎えてからは三日に二本)」

まさにウイスキー命の人生。

内容とは関係ないが気になった文章が一つ。

―――巷では、「鬼畜米英」が合言葉になり、生んで増やしてお国に捧げよ、

と叫ばれた時代で―――p217

これを

―――巷では、「少子化対策」が合言葉になり、・・・と入れ替えてみたらどうだろう。

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2014年7月30日 (水)

梅雨あけ

昨日行けなかったのでそば粉を買いに行ったが、

昨日行かなかったのは失敗だった。

今日はまたまた暑い。

帰りに某高校の前を通ったら道路の両端に自家用車が列をなしていた。

球児と比べてしまい、なんとなく違和感を覚える。

昔々の私たちの場合は迎えに来ないと

遊びに行って帰って来ないから迎えに来ていたのだ。

時代は変わった。

で、一句。

    電線の 影でも涼し 梅雨の明け      生眼

2014年7月29日 (火)

花言葉

用事に手間取って次の用が果たせなかった。

中途半端に時間があまり喫茶店へ行ったら、

運がいいのか、あまりホットコーヒーは出ないのか、点てたてだった。

例によって漫画(そばもん)を読んだら、ソバの花にも花言葉があるという。

その1 「懐かしい思い出」

その2 「喜びも悲しみも」

今回は老夫婦の話だった。

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2014年7月24日 (木)

セミ

2,3日まえから蝉が鳴き出した。

近畿は梅雨が明けたので、

福井も明けたのかと思ったがそうでもないらしい。

で、一句。

     明けました 迷う予報に 蝉が鳴く       生眼

ついでに調べたら、2006年にこんなのがあった。

     初蝉や 稽古帰りの ぬるい風        7.11

2014年7月19日 (土)

合気

読んだ。

武田惣角の今までのイメージがガラリと変わった。

単なる武術者ではなく、真言密教の行者だった。

福島事件と呼ばれる、土工4,50人相手の大乱闘のすえ全治三ヶ月の重症を負い、

その治療にあたり易師中川万之丞との奇跡の出会いを果たす。

万之丞は空海が中国から持ち帰った真言密教(瑜祇経・ヨーガ、

修験道、禅蜜功・気功、易、九字護身法、呼吸法、瞑想法)を

怪我の治療とともに14年わたり惣角に伝えた。

密教の掟によりその事は人に話すことも文字に書き表すことも出来ない。

事実、その間、記憶力のすばらしい惣角をして「消息不明」となっている。

その術を合気と名付けたのは真言密教を想起させないためでもあるという

(密教では神通力、念力と言う様だ。)

また動的な気合に対して合気は静的である(気合術)とも。

禅蜜功の陰陽合気法が語源とも。

究極の武術「合気」はどうも武田家由来の武術ではなくて

武田惣角が万之丞から教えを受け、剣術にも用い創始したもののようだ。

ある本によると「武田惣角は血生臭い」とあったが、

その生きた時代を考えるとそれもやむを得ず、

また非常に兄弟思いでもあったようだ。

密教の掟を守りきったゆえに謎が多いのはやむを得ぬことかも知れない。

「合気」のルーツは空海から中国、はては遠くインドにまでも辿れるのかも知れない。

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2014年7月15日 (火)

高野山

日曜に日帰りで高野山へ参拝に行った。

奥の院御廟、地下燈籠堂、不動堂、根本大塔とお参りした。

奥の院御廟で先生に言われ、視線を御廟の上へ上げていくと、

2メートルくらいで何かを感じた。

不動堂も同じように感じ、大塔では九輪の先端あたりだった。

6時鯖江出発、9時20分鯖江着のハードスケジュールだった。

運転してくれた先生、お疲れ様でした。

で、一句。

   石だたみ 動くのもあり 高野山      生眼

2014年7月12日 (土)

合気眞髄

読み終えた。

遠くは、いにしえのユダヤ教の「行」にあって、

ユダヤ教以前は古代ギリシャの神々が「神伝」として人間に与えたもの。

ユダヤ民族の一部がユダヤ教を神道として形成し、

神を巫女に降ろす「手乞(てごい)」「御式内(ごしきうち)」と呼ばれる神主の「行」。

それが会津藩に「御留め技」「惟神(かむながら)の武道」として伝わり、

・・・・・・ちなみに大東流(やまとりゅう)の「や」は「ヤーべ」、ユダヤ教の神、

「まと」は「マトゥー」で一族とか民を表すという。「やまと」は秦一族をさすらしい。

大東流における「合気」というものはもともと、

神社で神主と巫女が密かに行っていた神前の儀式で、

「手乞」と呼ばれていたものにおいて、

中心的な役割を果たす働きのことを表している。 p204 

「手乞」のような行はもともとユダヤ教の中にもあったし、

ユダヤ教以前はギリシャの神々が人間とのつながりを利用して、

神々の力や智慧を神伝として授けるときに利用したもののようだ。

ユダヤ民族の一部が弥生時代に日本に流れ、

ユダヤ教が神道として形成されていったという説は、

世界的にも知られてきている。

大東流から「合気道」が生まれ、

合気をさらに突き詰めて「愛魂(あいき)」に、

さらに「舞祈(まいき)」へと繋がって行く。

「愛魂」とは「神の視野で見る」ことであり、

それを具現するための技法が「神降し」の秘儀として伝えられてきた

神前での「舞」と「祈り」である「舞祈」である。

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2014年7月 4日 (金)

トゲ

庭のバラを切っていて驚いた。

小さなトゲがいっぱい生えている。

葉っぱが所々食べられていて、

身を守るためにトゲを増やしたのだろうか。

キレイ過ぎるバラには、トゲも多いのか。

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