マッサン
読んだ。「竹鶴政孝物語」復刻版 非売品
9月から始まるNHK朝ドラ「マッサン」の原本(原作ではない)
ニッカウヰスキーは好きだが、それほどマッサン(政孝)については知らなかった。
読んでいて涙が出ることも。(年のせいではない)
本物造りに命をかけた男。
「竹鶴はウイスキー造りの生涯を通し、ものごとの本道、
いわゆる〈常識・コモン・センス〉を示してくれた。
西洋文明の核にあり、近代日本人がいちばん不得手としてきたものを―――p289」
ジェシー・ロベールタ(リタ)が惚れるのも無理はない。
健康の秘訣を問われると「この年で虫歯がないのは珍しいでしょう。
ウイスキーです。ウイスキーを毎日飲んでいるからです」
「70半ばにして毎日一本のウイスキーを愉しむ(80を迎えてからは三日に二本)」
まさにウイスキー命の人生。
内容とは関係ないが気になった文章が一つ。
―――巷では、「鬼畜米英」が合言葉になり、生んで増やしてお国に捧げよ、
と叫ばれた時代で―――p217
これを
―――巷では、「少子化対策」が合言葉になり、・・・と入れ替えてみたらどうだろう。
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